超音波の最適化技術を開発
低周波の共振現象と、高周波の非線形現象をコントロールする技術
--パルス発振とスイープ発振の組み合わせ技術--
<<0.1Hz~300MHzの超音波制御>>
超音波システム研究所は、
各種装置・システムの振動状態について
測定解析に基づいた、
パルス発振とスイープ発振の組み合わせによる
利用目的に合わせた、
超音波の伝搬状態を最適化する発振制御方法を開発しました。
具体的には、
0.1Hz~300MHzの超音波伝搬状態を
目的(洗浄、加工、攪拌、溶接、めっき・・)に合せて、
ダイナミック制御する
(低周波の共振現象と、高周波の非線形現象を最適化する)技術となります。
各種対象(装置、システム、水槽、振動子、プローブ、治具、対象物・・・)について
基本的な音響特性(応答特性、伝搬特性、相互作用・・)を解析確認することで、
目的の超音波伝搬状態を実現する、発振制御が可能になります。
原則としては、
2種類の超音波発振制御プローブによる、
スイープ発振とパルス発振の組み合わせにより
共振現象と高調波の発生現象(非線形現象)を最適化します。
洗浄・攪拌・反応システムでは、
3種類以上の超音波と、液循環装置の最適化制御により
幅広い超音波刺激を効率的に利用することが、可能になります。
ポイントは、0.1Hz~300MHzの範囲で、
音圧測定解析に基づいた音響特性の確認です。
参考手順
1:装置・システムの振動測定解析
2:装置・システムの振動状態を評価
3:装置・システムの振動状態を評価に基づいた
超音波発振制御プローブの選択(あるいは専用プローブの開発)
4:超音波発振制御プローブによる
パルス発振とスイープ発振の組み合わせによる超音波発振制御
5:超音波発振制御プローブの発振状態での、
装置・システムの振動測定解析
6:超音波発振制御プローブと
装置・システムと
超音波発振制御プローブの発振条件について
最適化を検討・確認
ポイントは、装置・システムの振動測定です
大型装置の場合、0.1~1Hzあるいは、0.01~0.1Hzの
低周波振動モードが発生している場合があります
この様な低周波を考慮した、超音波の発振条件が重要です
特に、スイープ条件とパルス条件の設定により
様々な制約や環境の中で、幅広い範囲の状態に対して、
目的に最適な超音波伝搬状態を実現出来ます
<参考>
超音波プローブ(発振型、測定型、共振型、非線形型)の製造技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1566
超音波プローブ
http://ultrasonic-labo.com/?p=11267
超音波伝搬現象の分類1
http://ultrasonic-labo.com/?p=10908
超音波伝搬現象の分類2
http://ultrasonic-labo.com/?p=17496
超音波伝搬現象の分類3
http://ultrasonic-labo.com/?p=17540
超音波の最適化技術1
http://ultrasonic-labo.com/?p=15226
超音波の最適化技術2
http://ultrasonic-labo.com/?p=16557
超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=16309
超音波プローブの発振制御による振動評価技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=15285
超音波技術:多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析
http://ultrasonic-labo.com/?p=15785
統計的な考え方を利用した超音波
http://ultrasonic-labo.com/?p=12202
超音波洗浄に関する非線形制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1497
超音波システム(音圧測定解析、発振制御)
http://ultrasonic-labo.com/?p=19422
メガヘルツ超音波の効果1
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/adfb30ef89e6f5a76e9a04e70a0ca395.pdf
メガヘルツ超音波の効果2
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/513b007f36fc8fb58a2b9c1f558d289c.pdf
表面残留応力の緩和処理技術0
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/03bb44a2f578d71fd8d08cdc0a55a3a7.pdf
表面残留応力の緩和処理技術1
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/9331da789c89d57b60089985daf25223.pdf
表面残留応力の緩和処理技術2
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/21dec0bb4d122601d2edf8428a70f36d.pdf
表面残留応力の緩和処理技術3
http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/58ef187250e6b810f299dc1bf7bb0bc6.pdf