超音波システム研究所は、
ファンクションジェネレータの一つの発振チャンネルから
同時に2種類の超音波プローブを発振することで発生する
相互作用を利用して
超音波の非線形現象(注)をコントロールする技術を開発しました。
注:非線形(共振)現象
オリジナル発振制御により発生する高調波の発生を
共振現象により高い振幅に実現させたことで起こる
超音波振動の共振現象
各種部材の超音波伝搬特性を目的に合わせて最適化することで
効率の高い超音波発振制御が可能になります。
超音波テスターの音圧データの測定解析により
表面弾性波のダイナミックな変化を、
利用目的に合わせて、コントロールするシステム技術です。
実用的には、
複数(2種類)の超音波プローブによる
複数(2種類)の発振(スイープ発振、パルス発振)が
複雑な振動現象(オリジナル非線形共振現象)を発生させることで
高い音圧で高い周波数の伝搬状態、あるいは、
目的の固有振動数に合わせた
低い周波数の高い音圧レベルの伝搬状態を実現します。
特に、水槽やポンプ・・振動特性とメガヘルツ超音波の最適化により、
効率の高い超音波制御
(30W出力で、3000リットルの洗浄液に伝搬)を実現します。
ナノレベルの応用では、
1メガヘルツの超音波発振で、
100メガヘルツ以上の周波数変化を含めた
効率の高い超音波刺激によるナノ操作が実現しています。
この技術は、音圧(非線形現象)測定・解析に基づいて、
表面弾性波と超音波伝搬用具の音響特性・相互作用を利用した、
超音波のダイナミック制御システム技術です。
興味のある方は、メールでお問い合わせください
参考動画
ファンクションジェネレータの一つの発振チャンネルから
1種類の超音波プローブを発振
ファンクションジェネレータの一つの発振チャンネルから
同時に2種類の超音波プローブを発振
音圧データの解析結果(スライドショー)
参考
超音波プローブ
http://ultrasonic-labo.com/?p=11267
超音波プローブ(音圧測定・非線形振動解析)
http://ultrasonic-labo.com/?p=1263
超音波プローブによる
<メガヘルツの超音波発振制御>技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1811
超音波の音圧測定・解析システムと超音波発振制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1546
超音波発振システム(1MHz、20MHz)
http://ultrasonic-labo.com/?p=18817
超音波システム(音圧測定解析、発振制御)
http://ultrasonic-labo.com/?p=19422
超音波の非線形現象を評価する技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=13919
2台のファンクションジェネレータを利用した超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2295
【本件に関するお問合せ先】
超音波システム研究所
メールアドレス info@ultrasonic-labo.com